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スタッフの日替わりDiary (ふぁいんはうす)

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カテゴリ:これからの住まいづくり( 3 )

3.喘息・アレルギーの原因となる「結露」「カビ」「ダニ」

 住まいの断熱性能向上に、アレルギーや喘息などの症状の改善効果があるのだが、
これには「結露」、「カビ」、「ダニ」が関係しているようです。

 喘息・アレルギーが専門のみのしまクリニック(松本市)の簑島院長によると、

①住宅内の「結露」が原因となり
   ↓
②「カビ」が発生し
   ↓
③「カビ」が「ダニ」の栄養源になり「ダニ」が増加
   ↓
④「カビ」「ダニ」がアレルゲンとなり、気管支喘息、過敏性肺炎
  アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎、の症状悪化を引き起こすことが多い

・・・との事です。

これらの症状は、アレルゲン以外の原因によることも多く、一概には言えませんが、
断熱性能の高い家に引っ越して、これらの症状が改善されたケースが多いのも事実です。

さて、この結露ですが、ご存知の通り一般的には冬に起こります。

空気は、温度によって含むことができる水蒸気の量が異なり、
暖かい空気ほど多くの水蒸気を含むことができます。

よって、断熱性能の低い住まいの場合、冬の室内側の壁や窓の表面温度が下がり、
暖房で暖められて水蒸気をたっぷり含んだ空気が、
壁や窓で冷やされて結露ができるのです。

つまり、住まいの断熱性能を高めて、壁や窓の表面温度が低下しにくくすれば
結露は生じにくくなるのです。

実はこの結露・・・二種類あるんです。

それは「表面結露」と「内部結露」。

「表面結露」とは、文字通り、壁や天井の表面で発生する結露で、カビやダニの原因となります。

「内部結露」は、室内の暖かい空気が壁(断熱材)の内部に侵入し、結露を起こすものです。
これは、柱や土台を腐らせる原因になります。

窓の表面結露を防ぐには、窓の断熱リフォームが有効ですが、
壁の断熱性能が低い住宅の安易な窓の断熱リフォームは、「身代わり結露」の危険性もあると、
前出の簑島院長は言っています。

「身代わり結露」とは、窓の断熱リフォームにより、窓よりも温度が低いところが生じ、
結露がそちらに移ることをいうそうです。

つまり、窓の断熱リフォームが、押し入れの中や、壁内部などの結露の原因になることが
あるというのです。

窓の断熱リフォーム宇の際には、結露に詳しい専門知識を持つ
リフォーム業者に依頼することが必要なようです。

小林



by fine-house | 2018-04-11 13:03 | これからの住まいづくり

2.高断熱住宅は、アレルギー等の症状も改善する

住まいの断熱性能を高めると、「ヒートショックリスク」を低減できるだけでなく、
実はアトピー、アレルギー性鼻炎、喘息等の症状も緩和される傾向がみられることがわかっています。
e0339444_14264495.jpg







(図1)の表を見てください。

これは、近畿大学の教授が、
新築住宅に引っ越しをした2万人以上の方々を対象に、
転居後の住宅の断熱グレードと住まいの健康影響に関して
アンケートを取った結果です。

これを見ると、断熱性能の高い住宅に
引っ越した人の方が、
アレルギー症状が改善された傾向が高いということが
わかります。

下の3、4、5が断熱グレードを表します。
3・・・平成4年度基準(古い基準)
4・・・平成11年(H25年)基準<当時国が定めていた省エネ基準>
5・・・それ以上の高断熱住宅

★平成30年の今は、平成28年基準となっています。

あと、この表から注目すべきは、国が定める省エネ基準よりも
高い断熱性能の住宅に引っ越した方が、症状の改善傾向が高いことがわかる事です。

つまり、アレルギー等の健康症状改善を考えると、
国の基準では満足せず、より高い断熱グレードにこだわった方が
「健康」という観点からは望ましいということです。

私たちが思っている以上に、住まいの断熱と健康とは密接な関係が
あるようです。

小林




by fine-house | 2018-01-17 15:05 | これからの住まいづくり

1.室内の温度差が生む怖いヒートショックリスク

先日、断熱の講習会に行ってきました。
そこでいただいた資料が、とても分かり易く高性能な住宅が必要な訳が書いてありましたので、
私が長野に暮らしながら感じることなども補足しながら、少しずつここで書いていこうと思います。

1・室内の温度差が生む怖いヒートショックリスク

今回は、誰もが一度は聞いた事があるのではないという
「ヒートショック」についてです。

ヒートショックとは、一般的には、住宅内の急激な温度変化により身体が受ける影響のことをいいます。

…具体的には、
暖かいリビングから寒い浴室、洗面、トイレなど温度差の大きいところへ移動すると、
温度差により、血圧が急変するため、脳卒中や心筋梗塞などを引き起こす恐れがあるということ。

欧米では、住宅内の低温が健康に悪いことは常識になっているそうです。
そのため、厳しい規制が導入されています。
例えば、イギリスなどは、賃貸住宅の所有者への省エネ基準が
とても厳しいようで、
2018年には、省エネ等級が一定ランク以下の住宅の賃貸が禁止されるそう。

賃貸で省エネな家って…まだまだ日本では、少ないですよね。

賃貸=冬は結露がいっぱい。夏は暑い(特に二階の部屋)。お風呂はすぐにカビ発生。

こんなイメージありませんか?

もうこれだけで、日本と欧米での住宅性能には、大きな差があるということが
わかりますよね。


下記のグラフを見て下さい。
これは、高齢者の入浴中の心肺停止状態発生率の都道府県ランキングです。
e0339444_10361934.jpg
出典 東京都健康長寿医療センター研究所HPより
http://www.tmghig.jp/J_TMIG/release/release25.html

これを見て、興味深いことがあります。

上位(発生率が高い)県は、比較的温暖な地域ばかりだということ。
下位(発生率が低い)県に、青森、北海道が入っていること。
そして、長野県が寒い県の中で上位なこと。

これは、寒くても高断熱住宅が普及している地域では、
発生率が低くなっているという事を示します。
これは同時に、住宅の断熱性能を高めることで、
ヒートショックを軽減できるという事です。

そして、長野って、寒さで言ったら日本一くらいのとこのはずなのに、
高断熱住宅の普及が遅れているって事でしょうか?
北海道よりは遅れているのは確かかもしれませんが、
私は、住まい方に「長野県民の気質」が関係しているからなのかなって思います。
長野県民って、「堅実・我慢強い」って感じがしますけど
どうですか?

だから、寒いのも我慢。
せっかく高気密高断熱の住宅にしても、
人のいない部屋、廊下を暖かくしておくのはもったいない。
といって、全館暖房にしていないお宅って、
長野県では結構いらっしゃるのではないかと思っています。
だから、家の中で温度差のある暮らしをしている方が多い。

北海道民は、家の中で半そでで生活してるって聞きました。
長野は、まだまだそこまでの生活してるお家って少ないかもしれません。

古いお家でも、断熱リフォームや、入浴前にお風呂を暖房したり
入浴時間帯を昼間にずらすことで、ヒートショックを軽減できますので
冬場は注意して生活したいですね。

そして、これから新築を考えるならば、
住宅内に温度差を生じさせないように断熱性能を高めることを意識したいですね。

小林










by fine-house | 2017-09-12 13:14 | これからの住まいづくり